齊藤彩×中屋敷智生 「歩く–彷徨の記憶をはぐくむ時間」開催
2022年2月11日

2021年4〜5月に芸術文化学科で行われたプロジェクト「齊藤彩×中屋敷智生 歩く ―感覚と思考の交差点―」の京都編として、「歩く」をキーワードに据えつつ、構成を全く新たにして行う展覧会を開催します。

齊藤彩×中屋敷智生 「歩く-彷徨の記憶をはぐくむ時間」企画概要

  • 会期:2022年2月15日(火)〜3月6日(日) 13:00-19:00(月曜休)
  • 会場:ギャルリー宮脇 〒604-0915 京都市中京区寺町通二条上ル東側 TEL 075-231-2321
  • 生きることにも通じる歩くこと、そのときのポジティブなさまよいは、画家が絵を描くことにも似ていないだろうか。
    画家たちは、日々の彷徨の記憶を反芻し、創造に置換する。歩くことで想像をはぐくみ、
    アトリエに帰るとキャンバスや紙の上をさらに歩きつづけるのだ。
    生のままの欲動から手指を使って湧き上がるような図像を描きあげる齊藤彩と、
    日常の風景や光景をベースに間接的な技法を用いて抽象的な画面を作り出す中屋敷智生。
    この対照的な二人の画家に、なおも共通性を帯びさせているのは、
    おそらく二人が共に歩くときのさまよいの感覚を携えているからであろう。
    見つけては過ぎ消え去っていく彷徨の記憶。歩くことと創ることは似ている、だからこそ歩き、さまよい、描きつづける。
    二人の画家の最近作を中心に合計三十余点を展示。
    本展は2021年4〜5月に武蔵野美術大学芸術文化学科で行われた同じ二人による
    プロジェクト「齊藤彩×中屋敷智生 二人展 歩く – 感覚と思考の交差点」の京都編として、
    「歩く」をキーワードに据えつつ構成を全く新たにして行う展覧会です。

    ギャルリー宮脇 ウェブサイト
    【2021年開催】Artists and Geibun Project 2021 齊藤彩×中屋敷智生2人展 歩く -感覚と思考の交差点- ウェブサイト

    関連イベント

  • 2月26日(土)14:00- ライブドローイング「彷徨と邂逅」
     二人の画家が画廊の大ガラスウィンドウで共同制作。
  • 2月27日(日)15:00-16:30 アーティスツトーク「歩くように、描く」
     出演/ 齊藤彩 × 中屋敷智生
     ゲスト/ 仲野泰生(京都場館長、元川崎市岡本太郎美術館学芸員)
     つなぎて/ 杉浦幸子(武蔵野美術大学芸術文化学科教授)
  • 作家略歴

    齊藤彩(さいとう あや)

    1981年東京都生まれ、現在横浜市在住。
    2003年女子美術大学洋画専攻卒業・美術館収蔵作品賞受賞。
    2004年第1回フォイルアワード・グランプリ、GEISAI 5 奈良美智賞。
    2005年第25回グラフィックアート一坪展グランプリ、リトルモアより齊藤彩作品集「だるまさんがころんだ」出版。
    2008年COLOR IMAGING CONTEST 勝井三雄賞。
    2015年ドイツ・ライプチヒ Das Japanische Haus.e.V に滞在制作発表、横浜市民ギャラリーあざみ野で大規模な個展「齊藤彩2003~2015」。
    2021年女子美術大学杉並キャンパス・ガレリアニケで個展「ニケキュレーターズセレクション#5 齊藤彩展」。

    中屋敷智生(なかやしき ともなり)

    1977年大阪府生まれ、現在京都市在住。
    2000年京都精華大学美術学部造形学科洋画分野卒業。
    2007年とよた美術展’07(豊田市美術館/愛知)審査委員賞。国内を中心に、韓国、台湾、イギリス、フランスなどのグループ展に参加多数。
    アーティスト・ラン・ギャラリーや、画家同士をつないでグループショーを主宰するなどの企画も手がける。
    2020年には日本政府の布マスク配布を発想源にマスクと同サイズのドローイング2枚を送り鑑賞してもらう
    郵送展「おくりDrawing Exhibition 2020」というユニークなプロジェクトを実施した。

    チラシ(表)


    チラシ(裏)

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