OPEN CAMPUS 2016武蔵野美術大学 旅するムサビプロジェクトカルチャーパワー

充実した基礎教育

芸術文化学科では、1、2年次を、芸文の学びの基礎となる力を付ける期間とし、ユニークな基礎教育カリキュラムを組んでいます。全ての学びの基礎となる「聞く」「話す」「書く」「読む」という4つの力や、美術史の知識を身につけるとともに、メディア表現のための基本的なスキルを身につけていきます。

芸術文化入門
担当教員:専任教員全員西中賢森啓輔

芸術文化学科の1年生は、入学して最初に行われるこの授業において、自分たちの学びのベースである芸術文化学科が掲げる「芸術文化学」についての基礎を学びます。授業は、多様な専門を持った専任教員のオムニバスによって行われ、各教員の専門性を通して芸術文化をとらえるための視野を広げていきます。授業はレクチャーを基本としながらも、大学の美術館・図書館と連携した演習を行うことで、知識を体感とともに吸収するようにデザインされています。

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デジタルデザイン基礎I
担当教員:長内研二西中賢米徳信一

「デジタルデザイン基礎I」では、目まぐるしく進化するデジタル環境の基礎を理解し、今後の表現活動に必要となるスキルを身につけることを目標として、レクチャーとコンピュータの演習を並行して行います。レクチャーでは、コンピュータの誕生から現在のネットワーク環境までを俯瞰し、メディア表現の変化を伝えます。演習では学科専用のスタジオで写真撮影の実習を行い、光で物を写し取る「photograph」を実感します。また、課題テーマに沿って各自がテキストを執筆し、自らが制作した写真とテキストの一次情報をDTP( Desk Top Publishing )によって紙媒体に統合し表現することで、パソコンおよびアプリケーションのオペレーション能力と、特にグラフィックデザインの基礎を体得します。
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芸術文化特論I
担当教員:河原啓子

伝えたいこと、ありますか?表現したいこと、ありますか?「芸術文化特論I」では、大学生として基本となるアウト・プットの方法として、言葉によるコミュニケーションを学びます。4年間の大学の学習と就職活動、卒業後に社会人になっても役立つスキルを実習します。
伝わる文章を書くには?人から面白い話の聞き取りをするには?伝えたい情報をわかりやすく効果的に表現するには?授業では、インタビューや取材の課題にも取り組み、文章を作成します。初めての人でも、大丈夫!ジャーナリスト出身の教員が、わかりやすく指導します。
そして、プレゼンテーション(口頭発表)にもチャレンジ。人前で、効果的に語る方法論を解説します。さらに、写真などのヴィジュアル・コミュニケーション、情報を合理的に組み立てるロジカル・シンキング、アイディア出しに有効な思考術、専門的な学術論文の執筆法も学習。さあ、コミュニケーションしましょう!

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造形総合・絵画I /彫刻I
共通絵画研究室:大浦一志原一史山本靖久結城康太朗
共通彫塑研究室:鈴木久雄戸田裕介脇谷徹

絵画や彫刻の実技を基本から学ぶことができるカリキュラムが1年次に受講する「造形総合」です。これらは学内の「共通絵画」「共通彫塑」というそれぞれ独立した教育組織によって授業が行われています。「絵画I」では、デッサン経験者と経験の少ない学生を分け、後者には、石膏の幾何形体や、リンゴなど身近なモチーフをデッサンする方法を丁寧に教えます。デッサン経験者は、複雑な表情を見せる巨大な石や、樹根などをモチーフにして、平面作品や立体作品を自由に制作します。また、「彫刻I」では、木の実や人体などをモチーフにして、木彫や粘土を使用した塑像などを、基本から学ぶことができます。

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西洋美術史概論
担当教員:伊藤里麻子杉浦幸子新見隆

芸術文化を学ぶ上で必ず知っておきたい西洋の美術の歴史を、先史時代から第二次世界大戦まで、一つの流れとして学ぶ授業で、1年次の必修授業として位置づけられています。さまざまな大学で西洋美術史は教えられていますが、「芸文的」西洋美術史のユニークな点は、一人の教員が全てを担当するのではなく、美術史をさまざまな角度から学び、研究してきた複数の教員が、それぞれの視点をもって、分担して授業を行うところにあります。受講する学生には、教室で授業を受けるだけではなく、実際に美術館を訪れ、本物の作品に出会い、それらについて自分なりの視点を持つことが求められます。また、美術作品というモノについてだけでなく、それらを生み出したアーティスト、またそれが生まれた場所や時代、社会背景といった、作品にまつわる世界にも目を向け、美術への理解を深めます。

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芸術文化論Ⅰ
担当教員:林家たい平

武蔵野美術大学を卒業し、落語家として活躍する林家たい平先生が担当するこの授業では、芸術文化学科の学生が身に付けたい「コミュニケーション力」を学びます。たい平先生は、「コミュニケーション力」を養うのに一番重要なのが「自分と向き合うこと」だと語ります。自分と向き合うことで自分を知り、自分を応援できるようになる。それが、他者とのコミュニケーションを可能にすると考えているのです。この授業には、芝生に座って俳句を詠み、お互いの句から相手の視点を感じ取ったり、自分自身の嫌いな部分を取り出してオリジナル妖怪を作り、それらを集めた芸文妖怪図鑑を作る、といった、日々のことに目を向けたり、自分を見直すきっかけになる、さまざまな仕掛けが取り入れられています。忙しい大学時代にこそ、ちょっと歩みを止めて、自分と向き合う時間を持ってみよう。たい平先生は、この授業を通して、学生たちにそう語りかけます。

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