赤ちゃんとびじゅつかん/杉浦幸子・米徳信一
未来のアート活用者を育成する
科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 2014年度採択
「乳幼児の心理的発達に関わる美術館における鑑賞プログラムの分析と開発」
研究代表 杉浦 幸子(芸術文化学科教授)
研究分担者 米徳 信一(芸術文化学科教授)
研究分担者 三澤 一実(教職課程研究室)
リーフレット編集デザイン 西中賢
「赤ちゃんとびじゅつかん」とは
人は生を全うするために、生まれてから亡くなるまで絶え間なく、自分の身の回りのさまざまな物、人、場、事から、五感を通して刺激を受け取っています。この「生きるための学び」を行う、最も若い学び手である「赤ちゃん」。彼らはまだ言葉は話せませんが、脳波や行動の研究から、周囲から活発に刺激を受け取り、成長するための学びを行っていることが明らかになっています。この研究は、その赤ちゃんの学びに、社会教育機関である「美術館」は役立つのか、役立つとしたらどのように役立つのか、そしてより役立てるにはどうしたらよいかという3つの疑問を出発点として始まりました。人生が長期化し、社会が劇的に変化する今、人生の最初期にあたる「赤ちゃん」の学びをどうデザインするか。この研究は、これからますます重要性と注目が高まるこの学びのデザインにおける「美術館」の役割と可能性を検証し、共有することを目指しています。
これまでに実施したプログラムの様子を動画でご覧いただけます。
「赤ちゃんと太郎」川崎市岡本太郎美術館 2015年8月18日(火)
3分51秒