2021/映像デザインI/Aクラス

2021年度1年次の選択授業「映像デザインI」(3週間)の作品アーカイヴです。「隣人」をキーワードに、各グループでテーマとコンセプトを設定し、2分の映像作品を制作しました。

担当教員:米徳信一

はじめまして 制作:kakkai
話し合いの結果、「『お互いが認識しあっている事』が隣人の条件だ」という考えと、「言葉と表情を用いなくても会話ができるのでは無いか」という考えが出た。そこで「いつも通りの日常の中で『言葉通りただ隣にいるだけ』から『お互いが認識しあっている』関係になるまでの流れ」を、サイレントの形式にして表現しようと考えた。関係を作っていく中で一番最初に発する言葉がふさわしいと考えたので「はじめまして」がタイトルとなった。
対話が縮める心の距離 制作:NewBie
人と人には、何処まで行ってもわかりあえない領域がある。それでも私たちは、共に生きていかなければならない。希薄な言葉のやりとりが横行した便利な世の中で、真の対話とはどこにあるのだろうか。互いのすべてを理解できなくても、受け入れようとする努力、理解しようとする思いの先に、 対話は生まれるのではないか。他者を思いやる姿勢が、人と人の心の距離を縮め、隣人を超えた関係を築くのではないかと考え制作に至った。
片想い 制作:〆鯖
この作品では、「隣人」とは常に一方的な解釈であるという考えを提示しています。物語の主人公はある女の子に好意を抱いています。しかし、その女の子は主人公が好意を抱いていることを知りません。私たちの班では、「隣人」という言葉には、今そこにいない人のことを考えて、すぐそこに居るような感覚になるという意味もあると考えました。しかしこの主人公と女の子は本当に「隣人」と言えるでしょうか?
pray internet, internet pray 制作:ナチュラル
キリストは言った。「汝の隣人を愛せよ」と。 他人に想いを届ける形は様々な形式を帯びて存在している。 現代はSNSなどの「インターネットによるコミュニケーション」が主になっている。だが、過去にも物理的な距離に関係なく心理的な隣人を思いやる「祈り」という行為があった。こうした隣人との繋がりは本質的な意味では昔から変わることなく存在している。 この作品はそんな普遍的に存在し続ける「隣人」との繋がりを「祈り」と「インターネット」の対比を通して鑑賞者に考察してもらう目的を持った作品である。
隣人→ 制作:パヤ子
私たちの班は、隣人を「近くにいても心の距離は遠い存在。しかし些細なきっかけによってその距離が変化する可能性を秘めた人」と設定して製作した。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、zoomなど画面越しのやり取りが増えた。はじめは画面が真っ暗な状態から、徐々に会話を交わすことで心を開いていく様を表現する。対人関係とは異なる、画面越しだからこその心の距離感や関係性を表そうと試みた。
スマホを覗く 制作:化石
「隣人」とは、ただ隣に有る・居るだけの存在である。それ故に、内面ではなく外見や印象から中身を判断せざるを得ない。その「隣人」の性質を利用し、外見と内面の違いをテーマにこの「スマホを覗く」を制作した。私達は人間の内面を象徴するものとして、現代人にとって一番身近な存在であるスマホに着目し、スマホの中身と外見のみの限られた情報をもとに、スマホの正しい持ち主を当てられるのかという実験の過程を記録した。
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