ディスプレイの手法だけで、観る人の印象が劇的に変える
江上聖和
EGAMI Kiyokazu
2006年度卒業
アストロジカ合同会社 代表デザイナー
現在、私は空間デザイナーの仕事をしています。
この仕事に就くきっかけは、大学1年生時に受講した展示計画の授業でした。将来やりたいことがはっきり決まっていない私は、その授業で作品展示の重要性、ディスプレイの手法だけで、観る人の印象が劇的に変わることに、面白さと感動を覚えました。
「この作品の本質は何か?」この言葉は、その授業の中で、今も公私ともに師と仰ぐ、楫教授がよくおっしゃっていた言葉であり、仕事でも助けてくれる言葉です。ただ作品を創るのではなく、それらが人に社会にどのような影響を与えるのか、取り巻く全てのものを想像し創造する。
このような考え方は、芸術文化学科で学んだ4年間で身についたものであり、現在の仕事のベースとなる考え方となっています。形を追求するだけのデザイナーでなく、本質を見極め、クライアントに寄り添い、アイデア、マネージメント、デザイン、さまざまな見方で取り組み考える、芸文的デザイナーとして日々精進しております。
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