アーティストの制作や発表をネットワークを駆使して支援

芦立さやか

芦立さやか
ASHIDATE Sayaka

2004年度卒業
東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)事務局長

私が在学していた2001年から05年は、横浜トリエンナーレが始まり、森美術館が開館するなど現代美術シーンが新しいフェーズを迎える時でした。作家志望でもなく、研究者肌でもなかった私は、一体自分に何ができるのかと悩んでいたように記憶しています。転機となったのは、1年生の時に募集があった「art-link 上野-谷中」という、町中で展示を行うアートプロジェクトに参加したことでした。以後、ギャラリーでインターンを始め、アート・マネジメントの世界に足を踏み入れていく中で、芸文での授業が活かされました。卒業後、横浜の「BankART1929」での勤務を経て、様々なプロジェクトに関わってきました。これまでの経験の中で、恒常的にアーティストを支援できるシステムが必要と考えた結果、現在の場づくりの支援事業に関わることに至りました。
 この仕事をしていて1番重要なのは、国内外のネットワークを持つことです。現在、芸文の卒業生は各地で活躍しており、そのネットワークは大きな糧となっています。

HAPSオフィス外観(築100年の町家をワークショップで改修し使用)

HAPSオフィス外観(築100年の町家をワークショップで改修し使用)

キュレーター招聘事業

HAPSが運営する元小学校を活用したスタジオ


MUSABI 100武蔵野美術大学 旅するムサビプロジェクトカルチャーパワー