青木村アーツプロジェクト

担当教員:春原史寛

プロジェクト概要

 2024年度開始のこのアーツプロジェクトでは、長野県東信・上田地方にある青木村(長野県小県郡)の教育委員会と連携して、学生・教員が青木村を実際に訪れて、その自然・社会・文化を実感的にリサーチした成果として作品などを制作し、青木村郷土美術館などを会場に、美術館収蔵のコレクションを活用しながら展覧会を企画・運営します。
 首都圏・都市部出身の学生が多いことから、これまでに体験の少ない農山村の環境に出会い、外部と内部の中間に立った短期滞在者・観察者の観点から、村民や観光客が明確には気付いていなかったり、日常に溶け込んで見えにくかったりする地域の特性や魅力を感じ取って、作品や展示として提示し、展覧会来場者とのコミュニケーションを目指します。また、学生にとっては、自分の出身地域や生活圏の環境を相対化して把握し直す機会ともなります。
 青木村は、温泉地、義民の里、五島慶太(東急グループ創業者)の出身地などとして知られています。村の中心から見て北・西・南の三方を青木三山(夫神岳・子檀嶺岳・十観山)に囲まれ、面積の8割が山林の農山村で、林業・農業が行われ、近隣の都市である上田市(東京からの新幹線あり)へは30分程度で行くことができる交通の利便性もあり、メディアにおいて住みたい村としての高い評価を受けたことのある地域でもあります。村立の美術館を抱え、文化的環境の充実にも力を入れています。

青木村(青木村役場)
青木村郷土美術館

武蔵野美術大学芸術文化学科・青木村教育委員会連携企画
青木村アーツプロジェクト2024

展覧会
あおてん ―そこのけ そこなし 青天井―

会期:2024年7月23日(火)~8月21日(水)
会場:青木村郷土美術館 企画展示室ほか(長野県小県郡青木村当郷2051-1)
開館時間:9:00~16:30
休館日:毎週月曜日・祝祭日の翌日
入館料:一般200円、学生150円(高校生以上)、児童生徒100円(小中学生)
主催:武蔵野美術大学芸術文化学科研究室
共催:青木村教育委員会
協力:青木村郷土美術館、INPIT長野県知財総合支援窓口、旅するムサビプロジェクト
展覧会についてのお問合せ:aokimuraarts@fs.musabi.ac.jp(芸術文化学科)
美術館についてのお問合せ:tel.0268-49-3838 / fax. 0268-49-3838 / bijutukan@ued.Janis.or.jp

青木村をはじめて訪れた美術大学の学生たちが、この村でみつけた青木村の新たな魅力や、まだ知られていない表情を、色をテーマにした展覧会でお伝えします!
学生が青木村をテーマに表現した作品と、独自の視点で郷土美術館のコレクションから選んだ作品の組合せがうみだす美術の広がりをぜひご覧ください。
さらに、さまざまな美術の表現を楽しめるように、武蔵野美術大学で絵画を学ぶ学生たちの作品も特別出品します。

展覧会公式キャラクター「青木三山さん」

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