保育園美術館/杉浦幸子・米徳信一・木谷安憲(川口短期大学)
保育園美術館
日常生活にアートを持ち込み、乳幼児の学びを育むソーシャルデザイン
武蔵野美術大学 芸術文化学科 杉浦幸子・米徳信一・木谷安憲(川口短期大学)
「保育園美術館」ってなに?
0歳から6歳までの子どもたちが生活し、学ぶ場である「保育園」を「美術館」にしてしまうプロジェクト。それが「保育園美術館」です。子どもたちと相談をしながら、園内のさまざまな場所にアート作品を展示するとともに、作品を作ったアーティストも保育園を訪れ、園児たちと話をし、ワークショップを行います。「美術館」に行けなくても、「保育園」を「美術館」にすることで、子どもたちが日常的にアートの刺激を受けて、育つことが可能になります。
美術館に行かなくても、保育園にアートがある日常
アート作品に出会う場所としてまず頭に浮かぶのは、「美術館」です。「美術館」はみんなのものですが、物理的・心理的ハードルをから美術館を活用できない人もたくさんいます。「保育園美術館」は、子どもたちの生活の場にアート作品が入っていくプロジェクトです。
人生の最初期にアートの刺激を受ける
日常生活の中で、もの・人・場からさまざまな刺激を受け、子どもたちは生きていく力をつけていきます。その刺激の一つがアート作品やアーティストです。アーティストの思い、テーマ、素材、大きさ…普段出会うものとは異なる刺激をアート作品は提供します。
アーティストに新しい活動の場を開く
美術館やギャラリーといった作品展示に特化した場所だけでなく、全国の保育園・幼稚園がアーティストたちの活動の場となります。作品をアーティストからレンタルし、展示する仕組みのデザインを進めています。また未来の鑑賞者たちの生の反応から制作への刺激を受けることができます。
研究パートナー
参加アーティスト
これまでの研究活動の様子を動画でご覧いただけます。
「保育園美術館_Part1」羽村市あおぞら保育園
9分58秒
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