DAY2:ワークショップ

日時:2024年10月13日
調査地:国立若狭湾青少年自然の家

国立若狭湾青少年自然の家

2日目は、リアス海岸が美しい岬に位置する「国立若狭湾青少年自然の家」で、今回のアートインスタレーションに向けたグループワークに取り組みました。

この施設は、若狭湾を望む砂浜のすぐ前に建てられた青少年教育施設で、自然環境を生かしたさまざまなプログラムを体験することができます。

私たちは二日間この施設に宿泊し、目の前に広がる澄んだ海や、背後にそびえる起伏に富んだ山々など、自然の恵みを感じながら活動に取り組みました。

グループワークでは、初日の体験をもとに福井ならではの企画を立案・提案しました。

まずはじめに、グループワーク前のガイダンスとして武蔵野美術大学芸術文化学科・佐々木一晋准教授によるレクチャーが行われました。内容は、今回の開催概要、趣旨、要件についての説明で、これによりワークショップ全体の方向性を共有しました。

4〜5人のチームに分かれ、「まるまるつながるアートてん まる」のテーマである“つながる”について意見を共有しました。

それぞれが「つながるとは何か」「つなげるための方法や条件」について考えを深め、展覧会コンセプトへの理解を深める良い機会となりました。特に、「つながる状態とは?」「つなげるために必要な行動とは?」といった問いを掘り下げることで、議論の視点が広がり、関連企画をデザインする際のアイデアを引き出すきっかけとなりました。

企画立案は、各グループ教室だけでなく施設の外に出て、砂浜や海、森に出たりとロケーションを活かしながらのアイデア出しとなりました。 実際に貝殻や葉っぱを拾ったり、海を眺めたりする中で、風景や自然のさまざまな現象を観察・収集しました。これにより、五感を通じて自然を感じながら、アイディアを膨らませることができました。

企画完成後のプレゼンテーションには、福井県関係者の方々にお越しいただき、フィードバックをいただきましたました。

短い期間で仕上げたプレゼンでしたが、どのチームもユニークなアイデアを発表しました。