道端に咲いている植物たち。
この名前はなんだろう。
どこから来たんだろう。
今日咲いている植物は、今日しかその姿を見ることができない。
一期一会の出会いがそこらじゅうに広がっている。
解説
デンマークでは国花となっている。
別名はムラサキツメクサといい、小葉は長楕円形になっており、中央にV字の白い模様が特徴的だ。
よく草地や道ばた、川の土手などに咲いている。
解説
名前の由来は、剣のような縦に並ぶ細い葉が文目模様だからという説がある。
アヤメと似ている「カキツバタ」と「ショウブ」があるが、比較した時、花弁の根元に黄色の網目模様があるのがアヤメ。
開花時期は5月上中旬に咲き、高さは30~60㎝ほど。
解説
葉や球根を傷つけるとニラのにおいがする。
丈夫な花なので、庭や花壇に放置したあとに放置しても成長する。
性質上、光に反応するため、太陽の向きによって花を咲かせる向きが変わるので、遭難した時に助かるのではなかろうか。
解説
名前の由来は、芋のように塊茎によって増えるところから。
栽培用に輸入されたものだが、気づいたら野生化して繁殖し、今やあちこちに咲いているのが確認できる。
ハートの葉が3枚になっている。「ムラサキカタバミ」や「ベニカタバミ」など似ている種類があるが、花びらの色で見分けがつく。
解説
中国原産のアブラナ科の植物であり、古来食用として用いられてきた
繁殖力が強いので身近なあちこちでその姿を確認することができる。
花の形が非対称なところが可愛い。
解説
ぱっと見、虫がついているようで気持ち悪い。
近づいて手に取るとさらにリアルな線が見えて気持ち悪い。
小判に似る小穂をつけることが由来となったようだが、虫にしか見えない。
解説
名前の通り、芝に咲く桜のようだから「芝桜」と呼ぶ。
地面を覆い尽くすように生えることから、土の流失防止や花壇の縁取りとしても活用されている。
白色やピンク色などがある。
解説
夏になると地上部が枯れて、再び春になると芽を出して花を咲かせる。
鈴のような花が10~30輪ほど集まり一つの花として咲く。
花冠が6裂にて反り返っており、いろんな角度から形を楽しむことができる。
解説
決してペルーが原産というわけではない。
かつてスペインからイギリスに持ち込まれた時「The Peru」という船だったというところからきている。
花といい、おしべといい、ゴージャスで美しい花である。
ファビュラス。
解説
中国地方などの限られた地域でしか咲いていない絶滅危惧として記載されている花。
決してヤマブキの白色バージョンの花ではなく、れっきとしたシロヤマブキ属の花であり、花びらはヤマブキが5枚に対して、シロヤマブキは4枚である。
しかし不思議だ。
中国地方などの限られた地域に咲いているはずの花が、東京で咲いているのだから。
解説
油や肥料としても扱われている。
「セイヨウカラシナ」と似ているが、違いは茎から伸びる葉の形で判断できる。
ちなみにセイヨウアブラナの方は葉が茎を巻き込んでいるのが特徴だ。
天ぷらにするととても美味しい。
解説
ニホンタンポポと違い、多くの範囲で年中咲いているのが特徴。
見分け方は花びらの下にある総苞片が反っている方がセイヨウタンポポだ。
ニホンタンポポはレアになってきているので、タンポポを見つけた時、総苞片を確認してほしい。
解説
花の中心が五角形になっているのが特徴的だ。
蔓性で毎日新しい花を咲かせることからツルニチニチソウと呼ばれている。
早口言葉にしたら引っかかる。
解説
可愛い花だが、危険外来種として注意喚起がされている花。
繁殖力がえげつなく、生態系を壊すことが危惧されている。
ポピーの仲間だが、ラテン語で疑わしいポピーと呼ばれている。ちょっとかわいそう。
花が枯れて種子になったあとの猛威がすごいだけなので、花の時点で摘み取って飾ってあげるのをオススメ。
解説
「ヒメジョオン」と似ているが比べて、花が細くピンク色をしている。
また茎が空洞になっているのが特徴。
見比べるために茎を折ることでわかるのだが、ちょっとかわいそうなのでなるべくやめてあげてね。
解説
「名前の由来は、ツキミソウに似ているけれど昼に咲いているという理由から。
花が咲いた後にサヤができ、その中に種子が入っている。
野生化しており、道端で見つけることができる。
解説
「ヤマブキと比較したときに実にならないのが特徴。
花言葉が「金運」なのは、谷底に落とした金貨が花になったという説からきている。
室町時代の武将の太田道灌の故事にも登場する古来からある花。
解説
「シロヤマブキと違い、日本全国で見られる花。
かの話題の万葉集では山振(やまぶり)とされた。
垂れた枝が風になびく風情を表したものであり、ヤマブキはこれが訛ったものだと考えられている。
©︎megumi kamida