学生の活動|学生が運営するコレクティブchannel企画 による展示「STORY ROOM body, freedom and space」開催
海沼知里さん(芸術文化学科3年)、イ・ユビンさん(芸術文化学科4年)、ミ・ショシンさん(芸術文化学科4年)が運営・参加するコレクティブchannelの企画による展示「STORY ROOM body, freedom and space」が、2月から3月にかけてアートルーム企画室(東京都渋⾕区広尾)およびウラダナ(東京都墨⽥区京島)で開催されます。
企画趣旨
コレクティブchannelは、ドイツを中心にヨーロッパで活動する現代美術アーティスト、カトリーヌ・ヴァルとコラボレーションし、個々人の物語が社会の物語へと繋がるアートプロジェクト「STORY ROOM」を実施いたします。
企画内容ごとに異なるメンバーと協働してプロジェクトを運営する形態をとるchannel は、カトリーヌ・ヴァルの作品表現を貫く「今日の社会で一人の女性として生きることは何を意味するのか」という問いかけに共鳴する、中国、韓国、マレーシア国籍のメンバーと共に、作家を含めた6人のメンバーからなる多国籍チームとしてグローバルな視座から今回のプロジェクトを展開します。
本プロジェクトは、ヨーロッパをメインに活動してきたヴァルを、初めて日本に紹介するものとなっています。これまで女性が抱える困難や経験、ディアスポラ問題など多岐に渡る社会問題にフォーカスし、社会の中で見過ごされてきた人々の声や姿にスポットを当ててきたヴァルは、人々との対話を軸に作品を制作、提示し続けてきました。
今回は、多国籍メンバーによる「STORY ROOM」をコンセプトとしたワークショップ及び日本で初めてヴァルとその作品を紹介する機会として、ヴァル自身によるセルフポートレートシリーズの紹介と、ヴァルとの参加者の対話を軸としたインタラクティブな展覧会を、2月と3月に分けてそれぞれ異なる作品とワークショップを開催いたします。
Part1「Female Wisdom」
古今東西の著名な女性思想家、改革者、哲学者にヴァルが扮したポートレイトシリーズ「Philosopher,the Female Wisdom」を展開する。作家であるヴァルと、女性の哲学者たちそれぞれの物語が交錯するとき、様々な時代の社会を生きる女性たちの「個人的な物語/personal stories」」が浮き彫りになる。
日時:2024年2月15日(木)〜2月19日(月)11:00-19:00 *最終日は17:00まで
場所:アートルーム企画室(東京都渋⾕区広尾2-13-6 ARK1001)
Part2「Light Matters」
東京の原型が残っている京島エリアの古民家「ウラダナ」にて、ヴァルが様々な社会階層に属する香港の女性たちとの対話を通して撮影された写真と映像による作品シリーズ、『Light Matters』を展開する。
日時: 2024年3月7日(木)〜3月11日(月)11:00-19:00
場所: ウラダナ(東京都墨⽥区京島3-57-7)
part2の展示近辺のカフェ、off COFFEE.にて、「Female Wisdom」の作品を期間限定公開(オーダー必須)
日時:2024年2月28日(水)〜3月9日(土)12:00-19:00 *日・月曜日定休
場所:off COFFEE.(東京都墨田区文花3-2-1 踏切長屋内)
企画概要
主催:channel
作家:カトリーヌ・ヴァル
メンバー:武田花(日本/日本大学芸術学部)、海沼知里(日本/武蔵野美術大学)、ミ・ショシン(中国/武蔵野美術大学)イ・ユビン(韓国/武蔵野美術大学)、カリ(マレーシア/青山学院大学)
協力:アートルーム企画室、ウラダナ、off COFFEE.、墨田区京島民泊図書館KAB Library and Residency、東京都教育委員会・東京スポーツ文化館
助成:令和5年度チャレンジアシストプログラム(主催:東京都教育員会 東京スポーツ⽂化館)、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[スタートアップ助成]