アートコーディネーターとして芸術と社会を橋渡しする
石川 恵
ISHIKAWA Megumi
2006年度卒業
フリーランス・アートコーディネーター
大学院まで芸文で学び、現在はフリーランスで活動しています。在学中から芸術と社会をどのように橋渡しするかに興味があるのですが、今は主にふたつのことに取り組んでいます。ひとつめは芸術文化をみる目と土壌を育むための活動で、行政・NPO・美術館・市民ボランティアや学校の先生と恊働で自分の生まれ育った地域の子どもたちと芸術作品を対話を通して鑑賞する事業に携わっています。地元での活動は芸文で様々なワークショップやプロジェクトに関わったことがきっかけで、いつかやろうと当時から決めていました。ふたつめは作家のマネジメントで、展覧会の企画や契約に関することなど多岐に渡って作家個人をサポートします。これも在学中に制作系学科の学生との共同プロジェクトを経験したことが原点にあります。仕事内容としては幅広く、ひとつの専門性だけでは乗り切れないような局面もありますが、そんなときも横断的な視点で様々な領域から学ぶことができた芸文での経験が役に立っています。
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西東京市の小学校で実施している対話型鑑賞の授業風景
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企画展・荒木悠「MOTHERLANDS」会場風景
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