留学して自分の研究を深める
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安島 慧
Ajima Kei
2014年度卒業
慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科
僕は、大学院でデザイン思考というフレームワークを使ってコンセプトを作り、新しく価値のあるユーザー経験のデザインとサービスデザインについて研究しています。モノ自体だけではなく、モノを使う前から使い終わるまでのユーザーの経験全体からデザインしていこうというテーマの研究です。
現在は同研究科の交換留学プログラムを利用して、ロンドンのRoyal College of ArtとニューヨークのPratt Instituteに半年づつ留学し、世界中から集まった学生とコラボレーションしながらデザインやイノベーションについて研究しています。
僕が信じている”Design is making culture”という言葉があります。これは「デザインのゴールは人が豊かになる文化を創る事」という意味です。芸文での学びの本質はまさにデザインやアートを通してより良い文化や生活を創造するという所にあると思います。芸文での四年間を振り返ってみると、全ての授業にそれを学ぶ要素が散りばめられていて、現在の学び、そして将来の目標のベースが、実は自分の知らないうちに形作られていたのだなと強く感じています。
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Royal College of Artでの授業風景
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Pratt Instituteでの授業風景