公立中学校で美術を教え、外部機関とも連携
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大黒洋平
DAIKOKU Yohei
2008年度卒業
東京都中学校教員
現在、下町の中学校で美術を教えています。とは言っても教科だけでなく、学級や学年経営、部活動や行事、外部機関との連携など中学校教員の仕事は驚くほど多岐にわたります。その基礎をつくったのがムサビでの学びでした。教職と学芸員課程の授業だけでなく、何度も行った海外への美術館遠足、美術館でのインターンシップ、早稲田大学での聴講などを通して、幅広く芸術文化について考え、悩みながら、がむしゃらに過ごした4年間でした。この芸文生としての学びが、今につながり、生徒に還元され、杉浦・米徳ゼミと連携授業、美術館の学芸員さんやアーティストを招いた授業となっています。
忘れられないのが新見先生の「一事が万事」という一言。今も強く残っています。私はこれを「毎日、一つ一つの事にていねいに生きろ!」と言われたと思っています。そして、それを生徒たちと向き合う糧にしています。
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学級担任をしているクラスの道徳の授業
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卒業制作「クラスで屏風をつくろう」の途中の様子
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