学芸員志望からデザイナーへ
原田圭
HARADA Kei
2002年度卒業
DO.DO. 代表
現在、僕はデザイナーとして活動していますが、4年生になるまで、学芸員になることを目指していました。「展覧会をつくりたい。生涯の仕事として、アートとデザインを追求していきたい」という思いでいましたが、”作り手の側で考える” という、芸文独自のカリキュラムの下、創作する側に行ってもよい状況があったので、「いつか、自分の仕事をまとめた、自分の展覧会をつくりたい」という思いに変わり、デザイナーの道を選びました。そこに至ったのには、学外の活動を積極的に行う学科の方針が影響していたと思います。銀座のウィンドウディスプレイの仕事が特に印象深く、学生でありながら、そういった場を提供してもらい、自分が作ったもので、街を歩く人が足を止めて喜ぶ姿に、とても感動しました。その経験が、今の仕事に繋がっています。多角的な視点が必要とされるデザイナーという職業において、学問と創作を同時に学べる芸術文化学科は、最良の選択だったと思っています。
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