溶き方によってその特性は変化する
アクリル絵の具は使い手の気分、好み、求めているイメージに大きく反映される画材だ。
それでは、水彩絵の具と油絵の具のような二面性が作品にどう影響しているのかを見ていこう
中高生の時に美術部に所属し、展覧会に向けて絵を描き、
受験の時も使い続けていたため、生涯の約半年間手にしたものだ。
高校1年
この時のテーマは《空間と手》だったので空間を分け
手を目立たせるためにべた塗りをした。
高校3年
自然物が多いので、水分量を調整して前に塗った色が影響するようにタッチを施した。
受験期
背景の色の彩度を下げて修正ペンの透明感を表現した。
広いキャンバスの上で色は変化し続ける。