あなたはどんな時に花を贈りたいですか?
あなたは誰に花を贈りたいですか?
花束をもらうとき、贈るとき、その瞬間は幸福で満ちているときだと思います。
何の役に立つわけでもない。何の利益になるわけでもない。だけどそこには、贈る相手への思いやりが溢れています。
そんな花束を、history(花束の歴史) scene(花束を贈る場面) whom(花束を贈る相手)に分けて紹介します。
花を贈るいう行為は、世界のほとんどの国や民俗で行われています。
その歴史は古く、既に約35万年ほど前のネアンデルタール人の埋葬された遺体の傍に花が供えられていました。
農耕が盛んになると、背丈の低い植物が育ちやすくなり、色鮮やかな花が多く育つようになりました。
古代文明の時代には、古代エジプトの王ツタンカーメンの墓から、捧げられた花束が出土しています。
花を贈り合うことが文化として成立していったのは、古代ギリシャの時代です。
ギリシャ時代には、すでに花を加工して装飾品として愛好されていました。
花を贈る文化はその後、ヨーロッパにて時代と共に発展していきました。
その頃日本では、花には床の間などを飾る生け花として親しんできました。
ヨーロッパのスタイルのフラワーアレンジメントが、日本に紹介されたのは明治時代です。
文明開化と共に広がり、日本の洋式化とともに花を贈ることを楽しむようになりました。
今も昔も、花を贈るという行為は変わらず親しまれています。