culture power
mecenat 荻原康子/Ogiwara Yasuko


















Copyright © Aomi Okabe and all the Participants
© Musashino Art University, Department of Arts Policy and Management
ALL RIGHTS RESERVED.
©岡部あおみ & インタヴュー参加者
©武蔵野美術大学芸術文化学科
掲載情報の無断使用、転載を禁止致します。

データ

社団法人企業メセナ協議会

企業によるメセナ(芸術文化支援)活動の推進を目的に1990年2月に発足。企業のメセナへの意欲を高め、メセナや芸術文化に対する社会の理解を深めるため、その啓発・普及活動をはじめ、さまざまな事業をおこなう。会長:福原義春([株]資生堂名誉会長)、理事長:福地茂雄(日本放送協会会長)。正会員136社、準会員39団体(2009年12月現在)
www.mecenat.or.jp/

1.啓発・普及
◎セミナー、シンポジウム
当協議会の会員をはじめ広く一般の方々を対象として、芸術文化をとりまく諸問題をテーマに取り上げたセミナーやシンポジウムを随時開催。
◎メセナ・コーディネート
会員企業や自治体、教育機関などの要請に応じて、メセナや芸術文化振興に関する各種プログラムの開発や企画協力、講師の派遣などをおこなう。
◎地域メセナとの交流
日本各地で組織されているメセナ団体と「全国メセナネットワーク」を結成し(1996年〜)、日常的な情報交換や相互交流をはかる。

2.調査・研究
◎「メセナ活動実態調査」
企業および企業財団を対象とする調査を1991年より毎年、継続的に実施。調査結果は、集計データや分析とともに、ホームページや「メセナリポート」などの刊行物で紹介するほか、オンラインデータベース「メセナビ」にて公開。
◎芸術文化支援に関する調査・研究
企業メセナのみならず文化政策やアートマネジメントなど、芸術文化支援全般に関する調査や研究をおこない、その成果を発表。
◎実務担当者勉強会
会員企業のメセナ担当者が集い、現場で抱える課題や今後の方向性について情報や意見交換をする場(通称:メセナ若手ネットワーク)。

3.情報集配
◎機関誌『メセナnote』
企業メセナをはじめ文化行政やア−トNPOなどを特集テーマに設け、幅広い情報を盛り込んだ機関誌『メセナnote』を季刊で発行。
◎メセナ活動データベース「メセナビ」
全国の企業・財団のアートサポートに関する総合データベース(2001年稼働)。「メセナ活動実態調査」の結果にもとづき、最新の情報を公開(www.mecenavi.info)。
◎情報ライブラリー
企業のメセナや社会貢献、アートマネジメントに関する書籍や資料を自由にご覧いただけるよう、事務局内にライブラリーを開設(要:電話予約)。

4.顕彰「メセナアワード」
優れたメセナ活動をおこなった企業・企業財団を顕彰すべく、1991年に「メセナ大賞」として創設。2004年より「メセナ大賞部門」「文化庁長官賞部門」からなる「メセナアワード」に改定。全国から自薦・他薦で前年度のメセナ活動を公募し、特に優れたメセナ活動の功績を称えて表彰する。

5.国際交流
世界各国の企業メセナ組織との交流に努め、情報交換や国際会議への参加、海外視察派遣や受入などをおこなう。

6.助成認定制度
1994年、文化庁より特定公益増進法人の認定を受けて、芸術文化活動への民間寄付を促進する「助成認定制度」を開設。当協議会を通じて認定された活動へ寄付することにより、寄付者が税制優遇を得られる。


荻原康子(おぎわら・やすこ) 
社団法人企業メセナ協議会 プログラム・ディレクター
武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業。

茨城県「アーカスプロジェクト」構想策定調査、
国際交流基金アーティスト・イン・レジデンス研究会等に関わった後、
1994年、株式会社INAX文化推進部に所属。
1996〜2000年までキュレーター・オフィスにて美術展の企画運営、 美術館設立構想・開設準備業務等に携わり、
2001年に社団法人企業メセナ協議会入局。各種セミナー、顕彰事業「メセナアワード」、機関誌「メセナノート」等を担当するほか、コーディネート事業として「アサヒ・アート・コラボレーション」(美術展シリーズ)を手掛ける。