コメント
1998 年にNPO法が成立されて今年で6年が経つ。新学習指導要領で「総合的な学習の時間」ができ、国立美術館、博物館の独立法人化などにより、徐々にアートの活動を行うNPOの存在が注目されるようになってきた。その先駆けともいえる存在、「NPOミーツ」。彼らの活動は「ミーツカフェ」や「電車倶楽部」など、まさに人と人、人とモノ、人と場をつなぐ活動として、コミュニケーション不足の問題を抱えた現代に「アートプロジェクト」という言葉以上の役割を果たしている。「みんなが同じである必要はない」とインタヴュー内で小石原氏が語るように、岡山という場所で、その土地に根付く文化を大切にしながらその活動を展開している。これまでの「アート」は、どこかいつでも東京を発信源として成り立っていたのではないか。それがミーツのようなNPOの活動によって、日本各地から発信される、草の根の魅力に富んだ生き生きとしたものになってゆくように思える。
(白木栄世)