原美術館

 http://www.haramuseum.or.jp                          
〒140‐0001東京都品川区北品川4-7-25
tel:03-3445-1973 fax:03-3473-0104
場所:原美術館 日時:2000年11月22日 
館長:原俊夫



01沿革
1938年 原邦造邸として、建物が完成
1977年 財団アルカンシェール財団の設立
1979年 原美術館開館
1988年 原美術館別館として、群馬県渋川市にハラ ミュージアム アークが開館



02建物
設計:渡辺仁
総敷地面積:4500F
1階  250F
2階  200F
計   450F

バウハウス様式を取り入れた洋館2階建の建築。外壁のモザイクタイルを張りつめたRC造で、中庭を囲む円弧の2階棟とルーフガーデンのある平屋棟である。展示スペースは1階、2階に設けられている。庭園は立体作品展示場として使用されている



03付帯設備
カフェ(1階)、ミュージアムショップ(1階)



04方針
現代美術の専門館として開館。現代美術振興のために、美術における国際交流と若手作家の援助、そして新しい価値と才能の発見に努めてきた。抽象主義をはじめ欧米の主要な動向を代表する巨匠から、現在、国際的に活躍している若手作家の作品まで様々な内容の作品を扱っている。



05運営形態
財団法人アルカンシェール美術財団が母体をして、原美術館と、ハラ・ミュージアム アークを経営している。また、カフェ・ダ−ル、ミュージアムショップは館長、原俊夫氏が経営している子会社、アーテクが管理している。また、事業収入によって、経営資金を賄っている。



06職員
財団職員は学芸員のみ、カフェ・ダール、ミュージアムショップの職員はアーテックの社員として採用されている。現在、財団職員は4人、アーテックの職員で美術館関係の仕事をしている常勤職員は8人。また、ハラ・ミュージアム・アークの学芸員はアークが存在する牧場の職員として採用されている。



07コレクション作品
1950年代以降のポップアート、抽象主義表現作品から現在活躍する若手のアーティストまでの日本、海外を問わず、国際的現代アート作品が、開館当初300点でスタートし、現在では約700点にまで増えている。その内容も、絵画、彫刻、写真、ヴィデオ、インスタレーションと多岐にわたっている。現在、原美術館とアークにある2つの倉庫に保管されている。



08活動内容
開館当初はコレクション展のみで運営を開始。近年は企画展の本数も増やされ、展覧会全体としては、コレクションの展示を行うコレクション展と、企画展を約半数づつ、年間で6本の展覧会を行なっている。さらに、1,2部屋の企画をコレクションとともに展示することもある。



09アンケート調査
アンケート用紙を設置し、来館者に自由に書いてもらう形式で行っていたが、運営を行う上であまり参考にならないという理由から現在は行なっていない。またイベントや、レクチャーを行った時には実施している。



10メンバーシップ
メンバーシップは個人会員と法人会員にわかれている。さらに、個人会員はいくつかのカテゴリーにわかれている。その中でも特別個人賛助会員(年会費20万円)はカフェ・ダ−ルにて、プライヴェート・パーティーを開催できるという特典も用意されている。プライベート・パーティーは閉館後に行われて、年間10回から20回程度開催されている。


(データ:光井彩乃)