arts project
神山アーツプロジェクト
徳島県神山町にある中学校(現在休校中)で行うワークショップに向けて、企画・運営を行うプロジェクトです。 この試みは、カミヤマート(神山+アート)と名付けられ、徳島県がすすめる長期計画「徳島国際文化村形成プロジェクト」をきっかけにスタートしました。 「芸術を社会の中に根付かせていくための実践的な地域活動への参加」という芸術文化学科の理念とが一致し、地域住民と大学が一体となって実現しました。 毎年春に、学生メンバーを募集し、地元の実行委員会の方々と連携しながら、夏期休暇に行う本番に向けて、一から企画をたてていきます。 ワークショップ当日、学生たちは、神山の方々のお宅へ民泊させていただき、家族の一員のように迎えていただきます。 芸術文化学科設立当初からスタートしたプロジェクトということもあり、年々、参加者の数は増加しています。 毎年、試行錯誤し、地域の特性を生かしたワークショップを行っていくことで、アートを介した交流を深めています。
2009年活動内容
「3・2・1でおどる顔」
今年のカミヤマートは『3・2・1でおどる顔』と題し、学校で教わる“彫って刷る”版画だけではなく、普段版画をするときにあまり使うことのない道具や素材を用い実際に触れてもらうことで、子ども達に版画での新しい表現の可能性を見つけてらうことを目的に行いました。
まずは、いきなり版画に取りかかるのではなくグループのメンバー同士で向き合って、お互いの顔をじっくり観察しながら一筆描きをする、というエクササイズから始めました。ここでは子ども達に線で表現するおもしろさを感じてもらいます。そしてエクササイズで描いた下絵を元に、彫刻刀で線を彫ることにチャレンジです。最初は不慣れな道具に戸惑う子が多かったのですが、徐々に体で感覚を身につけて手がよく動くようになりました。
版ができたら、どんな色を塗ってどうやって版を置いたらみんなの作品がきれいに見えるか話し合い、呼吸を合わせて大人の体より大きいくらいの紙や布に刷ります。最後にできあがった作品を学校の校庭に展示しに行きます。グループの皆で校庭を探検しながら決めた、とっておきの場所にとっても大きな作品が並べられました。
Kamiyamart2009特設ブログ