コメント
後記
私の出身地が広島市内なので、何度も広島市現代美術館に足を運んだことがあります。比治山はとても緑が豊かで、広島市内が一望できるとても素敵な場所にあります。何度も通っていた私は、エントランスへ続くスロープを上りながら、どんな作品に出会えるのだろうと胸を踊らせていました。今回のお話では、公立の美術館として抱える問題の他に、近現代の作品を扱う現代美術館ならではのエピソードも聞くことができました。比治山を登って、美術館にたどり着くまでのあの緊張感や、胸騒ぎを思い出しました。美術館の内事情を知ることができ、また新たな気持ちでいつか足を運びたいと思います。現代美術は難しいと思われがちですが、学芸員の方々が、力を注いでいる美術館教育普及活動等も通して、たくさんの人に身近に感じてもらいたいと思いました。
(平林悠紀子)