Cultre Power
artist 辛酸なめ子/Shinsan Nameko


















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コメント

 声にならない想いを、文字・絵画・彫刻・音楽に託し、それによって自分自身を表現しようとする時、人間は多かれ少なかれ自分を追い込むことを強いられる。 悲観的な意味ではない。
対峙せざるをえないのだ。
自己を疑い、肯定していく矛盾の連続。核心に迫ろうとすればするほど痛みも増す、孤独な闘い。
それでも逃げず、目を背けずに生きている辛酸さんの一言一句には、己を表現することを生業に選んだ者特有の厳しさを潔さが響いていた。
(石川真由美)

 辛酸さんの漫画から抱いていた辛酸像がある。それはリスのような小動物だ。びくつきながらも屈託のないまなざしで物事をとらえて表現している姿勢。今回のインタヴューではまさにイメージそのままの辛酸さんが目の前にいた。
岡部先生の筋の通った質問にも私たちの変化球な質問にも、常に親身に一旦深く自分の言葉を練り直してからサービスエースのような答えを返してきてくれた。その答える姿勢が漫画でアイドルなどについて書く姿勢とだぶってみえた。
今回のインタヴューでの私の一番の収穫は「辛酸なめ子というメディアアクティヴィストがものを見る姿勢」を垣間見ることが出来た点だ。
ちなみに、インタヴュー中ずっと斜め上を見て受け答えしている辛酸さん。私は霊感の強い辛酸さんのことだから見据える先に霊がいるのではないかと不安に駆られることがあった。
(斎田圭一郎)