武蔵野美術大学 芸術文化学科

Graduate school of Arts Policy and Management Course

授業概要

芸術文化政策演習 I
[通年]高島直之教授
 文化政策の根底にあるものは、芸術作品であり、またその歴史にある。そこで近代日本の美術史の流れを学ぶことによって、その基本を研究し、問題点を整理して討議していく。関連する文化環境や美学も同時に論じていく。テキストの講読を主軸にする。

芸術文化政策特論I
[前期] (文化政策論) 垣内恵美子講師
 前半は、公共政策としての文化政策とは何か、またなぜ必要なのか、経済社会の変遷と跡付けて基本的事項を説明する。その後、文化政策の構造的枠組みを主として国レベルで概観し、文化政策の目的、主体、客体、及び手段としての施策をわかりやすく述べる。後半は、特に公共セクターの役割に焦点を当てつつ、地域の中核的文化施設、NPO活動などに関して、フィールドワーク、グループディスカッションを中心に、実態把握に努める。また、地域における文化資源の活用についても考察する。

[後期] (地域づくりと文化政策) 後藤和子講師
 本講義では、創造性をキーワードに、文化政策の国際的な流れやその背景にある文化経済学の考え方など文化政策の理論的基礎を学ぶ。アートの最も重要な特性である創造性を、アーティスト個人レベルの創造性、アーティストやアーティストを取り巻く様々な人々が協働する集合的創造性、そして都市の創造性の3つのレベルについて、海外と日本の事例を通して検討する。

芸術文化政策演習 II
[前期]
 各国の美術館の成立と文化的・社会的・政策的な相違について研究する。従来、美術館という制度は、どのような意味をもたらしてきたのか。美術館建設ブームにわくアジアの現状を踏まえながら、今後の世界において、美術館が果たしえる役割について考える。学校教育と異なる美術館教育、文化的資産と社会的資産、メセナとパトロン、コミュニティとのかかわり、生活と余暇、環境と都市問題などを含めて、より広い視野に立った21世紀のミュージアムとマネージメントについて考察する。外国語文献も活用し、各自の発表とディスカッションを重視する。

[後期]芸術文化政策コース専任教員
 前期を踏まえて、履修生の研究テーマに則した芸術文化政策コース専任教員が研究テーマを深める演習を行う。各自の研究課題をプレゼンテーションによって発表する。

芸術文化政策特論II
[通年]今井良朗・小谷育弘・岡部あおみ
 前期は、修士論文または、修士研究制作を主査・副査に指導を仰ぎながら取り組む。履修生は主査・副査の指導により考えられた研究計画に基づき研究を進める。進捗状況をプレゼンテーションによって報告する。
 後期は、前期の研究をさらに深め、修士論文または、修士研究制作を進め、進捗状況をプレゼンテーションによって発表する。場合によっては、芸術文化学科の非常勤講師など外部の識者の指導を受ける場合もある。最終段階として、論文または作品を展示し、プレゼンテーションによる発表を行う。