武蔵野美術大学 芸術文化学科

卒業研究

2004

Bringing ART to LIFE
−アートの普及活動としての
  子どものためのギャラリーの創設
秋田有香
(楫ゼミ)
模型 50.0×50.0×24.0(cm)
パネル(9点)各59.4×84.1(cm)
  秋田有香
アートスペースの、限られた人々しか訪れないような状況下には、多くの人の「わからない」といった印象などが根底にある。 美術館の在り方や美術教育、ステイタスのように扱われてきた美術の価値・・・。「すべての人に開かれたアート」は、形骸的な言葉となっていたようだ。 だが様々に揺れ動く現代の生活の中で最も必要なのは、コミュニケーションの場と、想像力を養わせてくれる文化なのではないか。そしてそれこそ、アートが担うべき役割なのである。
  楫義明教授
現在の経済の低迷は文化を蝕み、精神の豊かな生活のためにあるアートと人々を繋ぐ美術館の活性化は、もはや時代の要請である。 作者はこういう状況を作った大人には期待せず、むしろ未来を背負う子供達へ希望を託し、子供のための美術教育の場を形成することのほうが、より現実的な対処法であることを設計を通して語りかけている。 既存の古びた公民館をあえて改装する方法をとることで、より一層、現実を見据えたアートマネジメントの姿勢が鮮明になっている。