2021/造形総合/ムービングイメージ

2021年度の造形総合科目※として、芸術文化学科が他学科の学生に開設している授業「ムービングイメージ」(3週間)の作品アーカイヴです。各グループで「隣人」をキーワードに、テーマとコンセプトを設定し、2分の映像作品を制作しました。

担当教員:米徳信一

造形総合科目:造形の各分野を幅広く学ぶため、他学科が開設する授業を1年次に必修として選択する科目のこと。

「インタビュー」 制作:チームメンマ
最初はもっと気持ち悪くするつもりでしたが、お話を考えているうちに楽しく終わらせたいという気持ちがまさってこのような形になりました。完成したときの絵面を気にしつつ、登場する二人の弱い感じを言葉や語り口調で見せようと思いました。不器用な男と不器用な女の愛が交錯する様子を楽しんでください。
「出会い」 制作:地方組
自分が住むマンションやアパートなどの隣の部屋に住む人を知っているだろうか。 近くに存在を感じながらも会話をする機会がないため、隣人のことをあまり知らないという関係性に興味を持ち、実際に会話が行われたらこんな感じになるだろうという雰囲気を動画で表現したいと思った。そこで隣人と会話せざるを得ない状況になったときの出会いのシーンを撮影する。
「インタラクション」 制作:チーム愛と勇気
グローバル化が謳われる現代だが、文化や風習の違いがあると積極的な交流は難しくなる。特に大学は留学生も多く在籍しており、そのような場面が起こりやすい。本企画では逆再生と云う、誰にとっても公平な他言語を用い、それでもなお日常的な会話を試みるシーンを撮影する。そのように他者へ寄り添う姿勢こそ、他人では無く『隣人』と形容される所以ではないか。本動画を機転に、視聴者の中で促されるものがあることを期待したい。
「見つめる」 制作:ホームズ
主となる視聴者層は武蔵野美術大学を志望する受験生および高校生であると考える。私たちが受験生である頃、大学生活とはどのようなものなのか、そして表現の世界に飛び込むことへの不安を募らせていた。しかし当美術大学は多様な人物を受け入れ、美術に触れてこなかった人物でも同様の授業を受けている。そんな多様な人物が集う美術大学の学生を被写体とし、彼女が普段何を見て、考え、過ごしているのかを探る映像作品を制作する。
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