神山アーツプロジェクト本番2日目

どうも研究室スタッフの山田です。神山アートプロジェクト2日目の報告です。

2日目は昨日グループで制作した神山の水墨地図の鑑賞会から始まりました。一日おいてすっかり乾いた水墨地図は昨日とはまた違った装いをしています。墨には特性があって、まず最初に書いた線が乾くと一番上に来るそうなのです。つまり書いていけばいくほど、それは奥へと入っていく。これは塗り重ねていく他の絵画表現とは随分違っていて、その様子を子供たちはじっくり観察していました。

まずは鑑賞会!

自分の線はどこでしょう?

そして、2日目はまず神山のイメージドローイングをするところから始まります。今回はちゃんとテーマがあって「神山の空、大地、水」をモチーフとしてもらいます。出来るだけいっぱい素早く書いていきます。見るだけじゃなくて、目をつぶって音を感じたりしながら描きました。

川にいったグループ

学生ももちろん参加です

その後そのドローイングを体育館に用意した麻布に貼っていきます。まずは書いてきたままを四分割し、並べていきます。それから今度は墨の濃い順に右からとか、各グループごとにルールを作って並び替えていきます。一枚の小さな半紙から大きな掛け軸を作っていきます。

麻布に並べていきます

今度は濃い順番に。

遠くから見てみることも必要

いよいよのりつけ。

そして、完成しました神山の水墨掛け軸!!

完成した掛け軸は体育館に設置されライトアップまでされてジャーンとお目見えです。

完成作品

神山アーツプロジェクト

どうも研究室スタッフの山田(助手)です。
大学も夏休みとなり、学生の姿もすっかり見えなくなり、静かな時間が流れています。この時期学生は、学外に飛び出して展覧会やプロジェクト、インターンや就職活動など様々なことに時間を使っています。

もちろん芸術文化学科のアーツプロジェクトのいくつかも、この夏休みに本番を迎える訳で、今回はその一つ神山アートプロジェクトに行ってきました。
山に囲まれた上分中学校

徳島空港から車で一時間以上、休憩を入れながらやってきたのは、徳島県神山町。毎年この神山町の今は休校となった上分中学校でワークショップは行われています。うーん山深い。学校の目の前には鮎(あゆ)を食う川と書いて、鮎食川(あぐいかわ)が流れています。

1日目

学生によるデモンストレーション

見守る子供たち

今年は墨を使ったワークショップということで、まずは学生たちがデモンストレーションを行いました。普段から書道を行っている豊田さん(4年生)が山、川、星という文字を、韓国からの留学生チョ・ウンジさんはハングルの文字で太陽と月という文字を描きました。

右から山・川・星

墨にもにじむ墨やにじまない墨などいろいろな種類の墨があり、紙にもしみ込むものとそうでないものがあるそうです。今回は習字をする訳ではないのですが、まずはとっかかりということで、墨や紙の特性の面白さを肌で感じてもらえるように文字でデモンストレーションを行いました。グループごとに教室に移動していよいよ墨体験です!!」

まずは墨をする。

神山の野菜を書きます

川にも行ってみました

試し書きということで、教室の仲で神山の野菜を描いて、感覚をつかんだら、外にでて山や川をスケッチしていきます。

そしてそれを大きな台紙に貼って神山の水墨地図を作っていきます。

それを大きな紙に並べます

それを並び替える

そこからもう一工夫。

各グループ目隠しをして、頭の中で神山をイメージして書き足していきます。

みんな足で紙の感触を確かめながら、筆を必死に動かしています。

地図の完成です。

完成した地図を鑑賞します。他のグループの地図を見に行ったり、自分の書いたラインを探したり、和やかに一日目が終了。

暑い中みんな長時間がんばっていました。学生はうまくいかないこともあり、バタバタの一日。本番は疲れるー。でも一番本番が勉強になるんですよね。明日はどうなるのでしょう。愉しみです。

編入生歓迎会 お好み焼きパーティ

恒例の編入生歓迎お好み焼きパーティが行われました。今年の編入生は7名、新メンバー加入で、賑やかな学年になりました。今日はその新メンバーの歓迎会です。調理しているお好み焼きはなんと今井先生の秘伝の調合でできています。



みんな夢中で食べています。


お酒が進んでいます。


最後は、全員で記念写真、これも恒例。

カミヤマートはこれからが本番。

こんにちは。教務補助の石田です。
組成室のパソコンの機嫌が悪くまたしばらくブログをサボってました。すみません。
私がブログをオーキャン以来更新していないので、カミヤマートはもう終わったんだと思ってる人もいるかもしれませんが、これからが本番なのです!

私たちは今月の30日から徳島県の神山町というところまで行きます。
そこで2日間にわたって行うワークショップこそが「カミヤマート」です。
オーキャンの後私たちはただ神山に行く日を待っていたわけではありません。
企画の練り直し、使用する道具の検討、完成した作品の展示方法などを話し合ったり、展示方法を原寸大で試してみたり。
みんな頑張っています。

ガタガタする脚立に乗って天井に定点カメラを仕掛ける米徳先生。

一枚の絵を4つに分割してコンポジションし、巨大な掛け軸をつくります。

どーん。

みんなで企画書の読み合わせ。真剣です。

とまあこんな感じで着々と神山に行く準備を進めております。
今日はこれから荷造りです!

楽しい夏のひととき

こんばんは。ブログスタッフの山田(学生)です。

まずは皆さん、こちらをご覧下さい。

芸術文化学科の客員教授のページです。見ての通り、芸文には荒俣宏さんと林家たい平さんの、二人の客員教授がいます。どちらもテレビなどでご活躍されていて皆さんもよくご存知のことと思います。荒俣さんには昨年に特別講義を開講して頂いたり、今年も公開講座で、8/7まで新図書館で行われている展覧会についてのお話をして頂きました。

そして、林家たい平さんは本年度からの新任教授で、前期の間、芸術文化論という授業を受け持っていただきました。実は僕、履修の関係で今年の目玉であるこの授業を受けていなかったのですが(方々で「なんでたい平さんの記事かかないの?」という声が上がっていたのですがそういう事情です。すみませんでした・・・)、授業を受けた学生からは「とても楽しかった!」や「感動した!」といった感想をよく聞きました。そんな人気教授とのお別れを惜しんで、7/14にたい平さんとの懇親会が行われました。

青空の下、たい平さんを囲んで乾杯!直前まで雨でしたが、晴れて良かったです

有志の学生が作ってくれた料理を食べたり

ちらし寿司 海苔でたい平さんの似顔絵とお礼の言葉が

授業で飾った七夕の笹にたい平さんの大好物、チェルシー(といろんなお菓子)を飾ったり

うれしそうなたい平さん 喜んでもらえて何よりです

たい平さんの撮った写真を見せて頂いたり

懇親会の間もたくさん写真を撮っていました

なんと皆でなぞかけもしました。

落語家のなぞかけを目の前で体験 学生も負けじとなぞかけを披露

たい平さんは気さくな方で、とても楽しい時間を過ごせました。そんな中、あっという間に終わりの時間に。最後はたい平さんからお話をしていただきました。たい平さんが僕たちに言ってくれたのは「思い続けることは大切だ」ということ。人にはそれぞれ夢ややりたいことがあると思いますが、それを叶えたいと思い続けていれば他の人の助けやチャンスがめぐってくるのだそうです。この言葉はとても勇気づけられるものでした。

そしてたい平さんは来年も芸文に客員教授として来て下さるそうです!来年こそは僕も受講したいと思います。たい平さん、短い間でしたが、楽しくてためになるお話をありがとうございました!
最後にはみんなで記念撮影 また来年もよろしくお願いします

アートサイト岩室2011がいよいよ始動!

2009年に行われたアートサイト岩室が1年の準備期間をへて再び活動を再開します。
アートサイト岩室は、ムサビの卒業制作・修了制作を伝統的な岩室温泉の旅館に展示し、また関連のアートイベントなど同時に開催する芸術祭です。
今回は、2011年2月に行われる予定です。
今日は9月の視察についての打ち合せ。「視察で必要な物は、衣類や日曜品はもちろん、中でも大切のな物はメジャーです。現地に行ったら展示場所を実測する。重要な目的の一つです。」(楫先生)と話は続いて行きます。

2011年のアートサイト岩室にご期待ください。

↓2009年3月に行われたアートサイト岩室のサイトです。
artsite2009

フレスコ画

続けて2年生の「絵画」の授業、フレスコ画を紹介します。
フレスコ画は漆喰を支持体とし、その漆喰が生乾きの間に水で溶いた顔料で着彩していきます。
(ちなみに「フレスコ」とは「新鮮」という意味だそうです。)
固着剤を使わないため発色が鮮やかで、漆喰に混ぜてある消石灰との化学反応により顔料が漆喰と一体化するため非常に保存効果が高いようです。
有名なものでは、ミケランジェロの「最後の審判」などもフレスコ画です。
フレスコは主に壁画に使われる技法で、漆喰が乾かないうちに描き上げなければならないというとても高度な技法なのです。
大きな壁画を描く場合は画家が一日に描ききれる分量を計算して漆喰を塗り次いで行く、「ジョルナータ」という方式が取られていたようです。
授業では壁画ではなく浅い木の箱に漆喰を塗って描きました。制作の手順は以下のようになっています。

1. 粗下地塗り
  まず木箱を軽くヤスリがけし、霧吹きで軽く湿らせてから、ボンドと珪砂(ガラスの原料となる砂。ここでは目の粗いものを使います。)を混ぜ合わせ練ったものを
  ペインティングナイフなどを使って木箱に敷き詰めていきます。
  一日乾燥させます。
  
2. 漆喰塗り
  珪砂(目の細かいもの)と消石灰と水をよく練り合わせ、漆喰をつくります。

  汚れが落としやすいよう木箱にニスがけをし、乾いたらコテを使って漆喰を塗って行きます。


  塗り終わったら2~30分置き、水分が少し飛んだらコテで目を詰めるように押さえます。
  それが終わったら2層目の漆喰がつきやすいように発泡スチロールなどを使い軽く表面を荒らします。
  ここまで終わったら一日乾燥させます。

3. 描画
  2の行程で出来たものが乾いているのを確認したら、さらに上から2層目の漆喰を塗って行きます。
  塗り終わったら乾燥しないようにビニール袋に入れてまた1日置き、それからいよいよ描画です。
  顔料を水で溶いて描いて行きます。
  授業では一日で描ききる人はほとんどおらず、乾いてから顔料とカゼイン糊(固着剤)を混ぜて仕上げる人がほとんどでした。

テンペラとは表面の質感も発色も全く違うことがわかると思います。
4週間で両方やるのは大変ですが、西洋美術史でよく目にする古典技法を実際に試せるというのは本当に貴重な経験だと思います。
実際にやってみることで、どういうものかをきちんと知ることが出来るので、今までより一層美術史に関する知識が深まったのではないでしょうか。

前期がもう終わるだなんて…

おはようございます。教務補助の石田です。
しばらくブログ更新をさぼっていたらもう今週で前期授業終わりですね。早いもんです。
急いで前期の授業を紹介します。
今回紹介するのは2年生の「絵画」の授業です。
この授業では4週間でテンペラ画とフレスコ画両方を描くというなんとも忙しい授業です。
しかしこのような古典技法を実際にやる機会は滅多にないのでとても貴重な経験ができます。

まずテンペラ画の紹介をします。

テンペラ画は次のような手順で制作します。

1. 支持体づくり
  合板に石膏下地を4~5層塗り重ね、乾いたら表面をなめらかにするためヤスリをかけます。

2. 図像の転写
  下絵を用意し、支持体と下絵の間にチャコペーパーを敷いて線を鉛筆やボールペンなどでなぞります。
  チャコペーパーで転写ができたら、チャコペーパーの線の上から固めの鉛筆でさらに図像を起こしていきます。
  このとき、後で盛り上げ、金箔や銀箔を貼るところの模様も描いていきます。

3. 盛り上げ
  先ほどのものより薄めた石膏を盛り上げたいところに筆で塗って行きます。
  一気に厚く塗るのではなく、徐々に塗り重ねて行きます。
  乾いたら、またヤスリをかけます。

4. 箔貼り
  まず、ボーロという粒子の細かい土を薄めの膠水で溶かし、マスキングをして箔を貼りたい箇所に塗ります。
  ボーロが乾いたら、メノウ(石)の棒で磨きます。表面がつやつやになったら、いよいよ箔を貼っていきます。
  ほぼ水くらいに薄めた膠水を磨いた部分に塗り、椿油をつけた刷毛やロウを塗った和紙を使って箔を貼ります。
  箔を貼ったら、さらにメノウの棒で磨きます。すると箔がつやつやになります。

(途中まで写真撮っていなかったので肝心なところの画像がなくてすみません…)
金箔はとても薄く軽いので、ちょっとした風ですぐ飛んでしまいます。なので暑い中冷房をつけず、みんな汗をかきながら箔貼り作業を行いました。

ここまでやったら、いよいよ描画に入ります。
授業では、テンペラの代表的な技法である卵テンペラという技法を使って描画を行いました。
卵黄(カラザと黄身にかかっている薄い膜をとったもの)とスプーン2~3杯分のお酢を合わせてよく混ぜるとメディウムの完成です。
ちなみにメディウムとは顔料を画面に定着させる固着剤のことです。
このメディウムで顔料を溶き、描画を行います。

こんな感じです。
みんな初めて使う技法に最初は戸惑っているようでしたが、次第に扱い方がわかってきたようで画面の密度が上がって行くのを見るのが面白かったです。
テンペラを短期間で仕上げるのは大変ですが、みんなまだまだ粘っています。

次の記事ではフレスコ画の紹介をします。

  
  

クラスさんワークショップ最終日

こんばんは。ブログスタッフの山田(学生)です。本日(7/2)はいよいよライヤー・クラスさんによるワークショップの最終日。2グループによるプレゼンテーションが行われました。
1班は手書きのドローイングによるプレゼンテーションでした。この班は、展覧会をラボ=研究室に見立てた展示を提案していました。2班はパソコンのプレゼンソフトを使ってのプレゼンテーションでした。動画も交えた面白いプレゼンで、みんな楽しげな様子でした。

1班によるプレゼンテーション

2班によるプレゼンテーション

実のところ、全編英語だったこの授業。あまり正確に理解できてないので非常にブログにし辛く読んでくれている方には内容の薄いものとなってしまいましたが、この授業自体はすごく身のあるものでした!キュレーションに興味のある方、アートを世界に広めたいと思っている方はぜひ芸文に入学されることをお勧めします!

今回のワークショップの全ての行程が終了した後、ライヤー・クラスさんとのお別れ会が行われました。

みんなで食卓を囲む。なんとライヤーさん自らも料理の腕を披露して頂きました。

それでは最後に、二人の教授から授業の終わりに頂いた言葉を紹介して今回の記事を終えたいと思います。

「Trust yourself, go on」— ライヤー・クラス

「Most important for us, Love life and study」— 新見隆

しばしのお別れ。芸文には熱く優しいハートを持った教授がたくさんいらっしゃるんです

クラスさんワークショップ3日目

こんばんは。なんと今日から7月です。そろそろ課題やレポートの提出、学期末テストが迫ってきて焦り気味のブログスタッフ山田(学生)です。

本日(7/1)はライヤー・クラスさんによるワークショップの3日目。プレゼント講評を明日に控えいよいよ大詰めです。まずは昨日に引き続き2グループに別れて企画会議です。展覧会の企画といっても、考えることは展示品やレイアウトのことだけではありません。DMやマーケティングといったその後の広報、マネジメントのことも考えなければいけません。みんなそれぞれ、自分の知識と経験をフルに活かして話し合っていました。キュレーションって作品を作るのと同じくらいクリエイティブなことなんですね。

会議の様子

その後は明日のプレゼンを前に中間発表を行いました。ライヤーさんからアドバイスをもらい、明日に向けて最終調整を重ねていきます。

アドバイスをするライヤーさん