OPEN CAMPUS 2016武蔵野美術大学 旅するムサビプロジェクトカルチャーパワー

ポリシー

芸術文化学科の理念

芸術文化学科は、1999年の創立以来、社会を支える基盤としてますます重要になっていくアートやデザインと、それらを生み出す文化を、理論と実技の両輪から多角的に研究しています。現代社会において、分野を横断した幅広い視点と、そこから生まれる新たなビジョンにより、根本的な社会の問題を見直すための提案が必要であると私たちは考えます。そのため本学科では、アート、デザインと社会を接続するための、未開拓な視点の創造と実行力の獲得を目指し、専門性に長けた教員が、理論と実技、演習のバランスの取れたカリキュラムを4年間を通して提供します。
 芸術文化学科は、調査研究、企画立案、教育、評論、制作、マネジメントなど、これからの社会において欠くことのできない分野で十分に活躍する人材を輩出することが目標です。

ごあいさつ

美術大学ではこれまで「モノづくり」が中心でした。一方で、情報があふれる社会環境によって、モノが必ずしも人を幸せにはしないと感じる人が出てくる時代には、モノと社会をコントロールする立場の人が必要になります。アートでもデザインでも、それ自体の包含する本質的な価値は変わらないと思いますが、それが社会と関わる時には別の状況が生まれます。そのときに、様々な方法を駆使してモノと社会の関係のなかで、良好な構造と価値を生み出すのがアートマネジメント、デザインマネジメントの考え方です。そこでは知識の集積と同時に、社会の仕組みを知り、人の心に作用する方法、つまり文化的素養の充足が必要になります。
 芸術文化学科ではアートやデザインの社会的関係性を多方面から学びます。単にアートの歴史や絵の描き方、あるいは芸術論などに終止することはありません。人が幸せな人生を送るためにアートやデザインの持つ力の何が有効なのかを、考え発見し実行する力を習得します。そのために、多様な専門の教員が、幅広い視点をもった総合力で教育を行い、社会に生かすことのできる実践力、応用力を育てます。1年次から外部の組織や企業と積極的にコラボレーションし、社会の中で思考し行動するプロジェクト形式の授業においては、絵やデザインをつくらない人でも、十分に伸びることを我々は知っています。ここでの学びは、あらゆる事象を咀嚼した上でのマネジメント力を育て、次代の生きる喜びを創る人を、社会へ送り出す役目を果たしています。

楫 義明

主任教授 楫 義明